こんにちは。ぴぴ(@komameh)です。
私は現在30歳ですが26歳から1人目を出産するまでに3回の流産を経験し、不育症と診断されました。
不育症って不妊症に比べるとまだまだ認知度が低いんですよね。
”不妊は分かるけど不育って?”という方が多いと思います。(私も知りませんでした)
専門医も少なく、病院探しや通院に苦労した記憶もあります・・。
不育症は検査をしても原因が分からないこともあり、ネットでの情報もそう多くありません。
しかし、適正な検査と治療を受ければ80%の方が無事に赤ちゃんを授かることができます。
現在流産をして辛い思いをされている方の参考に少しでもなれば良いなぁという気持ちで、私がしてきた検査や治療の体験談を思い出しながら書いていこうと思います。
不育症とは
不育症とは妊娠はするけど流産・早産・死産を繰り返してしまい子供を得られないこと。
・習慣流産:22週未満流産を3回以上繰り返す
・反復流産:22週未満流産を2回繰り返す
不育症の原因
妊娠初期の流産の原因の多くは胎児の染色体異常と考えられていますが、反復流産や習慣性流産のように2回以上流産を経験した場合にはリスク因子を持っていることがあります。
不育症はさまざまな原因で起こり、1回目と2回目、3回目の原因が同じとは限りません。
まだ解明されていない点も多く、詳細な検査をしても約半数は原因が特定できません。

私も検査を受けるか判断する際に、医師から「検査をしても原因が必ず分かるとは限りません」と言われました。
原因が解明できる可能性が少しでもあるなら、検査を受けたいですよね。
厚生労働省不育症研究班によると・・
3回流産以上流産を繰り返している場合の流産原因(リスク因子)として、
・子宮の形が悪い子宮形態異常 7.8%
・甲状腺の異常 6.8%
・両親のどちらかの染色体異常 4.6%
・抗リン脂質抗体症候群 10.2%
凝固因子異常として、
・第XII因子欠乏症 7.2%
・プロテインS欠乏症 7.4%

では、ここからは私の体験談です。
結婚して3ヵ月後に妊娠発覚
私が結婚したのは25歳の時、結婚して3ヵ月後に妊娠が発覚しました。
すごく嬉しくて、すぐに夫へ報告したことを覚えています。
しかし、6週で心拍を確認できないまま流産。
一気に奈落の底へ突き落とされた気分でした。

この時に「流産を経験している人は意外と多い」「流産の原因は胎児の染色体異常が多い」ということを知ったよ。
流産をした自分を責めつつも、運が悪かっただけ、次は大丈夫と自分に言い聞かせてたなぁ。
それから妊娠するも、私の期待とは裏腹に2回、3回と流産は続きました。いずれも心拍確認前です。
流産をした当時のわたし

どうして私だけこんな目にあうんだろう。
もう私には子供が出来ないのかな。
夫は子供が産めない私をどう思ってるんだろう・・
辛い。辛い。とにかく辛い!
この時の私は常に悲観的だったため、人と会ったり、外出するのも辛かったです。
外に出ると幸せそうな家族が嫌でも目に入りますからね。
SNSもフェイスブックは出産報告、インスタは友達の子供の写真ばかりで辛かったなぁ。
(見なければいいのに見ちゃうやつです。良くあるよね。)
3回目の流産の後に医師から不育症の検査を勧められましたが、当時通院していた産婦人科には不育症専門の医師がいないため大学病院を紹介されました。
不育症専門の医師不足を痛感
紹介された大学病院に予約の電話をかけましたが、予約できるのは1ヶ月以上も先。
予約が取れても、急に学会などが入り診察できない可能性があると言われました。
(どうやら不育症専門医の中では有名な医師だったようです。)
ただ、診察の順番を待ってる間にも妊娠できるチャンスは減っていきます。妊娠にはタイムリミットもあります。
せっかちな私は待っていられる訳がなく、別の病院を自分で探すことに。
確か自宅から通える範囲で2ヶ所くらい不育症を診てもらえる病院が見つかったと思います。
その中から迷わず「不妊症・不育症の専門クリニック」を選びました。
不妊・不育専門ならお腹の大きな妊婦さんを見なくて済むからです。
私が通院していた病院は基本的には子供の同伴NG、子連れでもキッズルームの階が違う、男性専用の待合室がある等、患者さんへの配慮が行き届いていました。
通院するにあたり、こちらの専門クリニックを選んだことは本当に正解でした。

続きます。
マイペースではありますが、少しづつ更新していきますのでお付き合いいただけると嬉しいです。
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